
もともと通信関連の職種に興味があり、大学でも通信分野を専攻していたことから、入社したいと思う企業はある程度決まっていました。また就職活動を始めた頃が、「DDIポケット」から「ウィルコム」に社名変更した時期と重なり、CM、情報誌などで見かける機会が多くあり、ウィルコムへの関心が増したきっかけになりました。通信業界以外にもメディア、映像関連の会社も受けていましたが、大学4年間で学んだ事を活かせればとの思いがあり、その中で、ウィルコムの会社説明会や面接を受けるたびに、PHSの技術や業務内容に興味がわいてきたことと、通信キャリアとして急速な成長を遂げていることを知り、ウィルコムへの入社を決めました。

ウィルコムは社員数としては決して多いほうではありませんが、全国16万局以上の基地局を維持・管理・運営しつつ、PHSを全国的にサービス展開していることにまず驚きました。しかしそのぶん、社員一人一人がいくつもの業務を並行し効率的かつ柔軟にこなしていかなければならない事を実感しました。また、私達はウィルコムの第一期生であり7年ぶりの新卒採用ということで先輩がたと年齢が離れているため、配属前は不安がありましたが、皆さんフランクで、とてもコミュニケーションがとりやすい職場だと感じました。

通話品質、接続品質などの向上を目的としたネットワーク品質の維持・改善、効率的なエリア拡大を実施するためのネットワーク容量の拡大、低コスト化の企画・実施。また次世代PHS、高度化PHSに関する行政、業界団体への対応や他の通信事業者との電波干渉・基地局設置に関しての調整などを業務としています。データ分析などの技術的な分野から行政や事業者間の調整など社外的な分野まで担当し、業務内容はとても幅広いです。

私の主な担当業務はネットワーク品質の改善であり、具体的には基地局、端末に新機能を追加した際にフィールド実験を実施して、実験から得られたデータを集計・分析しながら最適なパラメータを模索し、商用化に繋げます。例えば、電車や車などに乗りながら移動中の接続性能の調査を行ったり、パケット通信時の通信速度を向上させるために基地局の内部パラメータをいくつものパターンに変更し、ネットワークの容量やユーザーの使用感を考慮に入れた上で最適と考えられるパラメータを分析・調査したりしています。実験から得られたパラメータが実際に商用化された場合は、北海道から沖縄までの全国の基地局に反映されるため、その影響範囲は広く、ユーザーの通信品質にも関わってきますので、実験から商用化までのオペレーションが完了した時の達成感はとても大きいです。しかしそのためには、時には何十万、何百万レコードにも及ぶ膨大なデータを集計・分析しなければならないので苦労もそのぶん大きいです。

配属当時はPHSに関しての技術知識がほとんどなく、上司、先輩がたの会話についていくのがやっとでしたが、日々の業務でPHS技術に関しての理解が徐々に深まり、技術的な事に関して自分の意見、考えを持てるようになってきている事です。また仕事内容で説明した通り、データ分析して得られたパラメータが実際に全国の基地局に反映され、ユーザーの通信品質に関わってくるので、業務に対しての責任感が強くなり、常日頃から慎重かつ効率的にという考え方が身についてきました。

就職活動について言えば、まずはいろいろな業種・業界を知ることが大切です。その中で、興味がある企業の情報収集や会社説明会、インターンなどで企業研究していけば、自ずと道が開けると思います。
私が就職活動していた中でとても役立った事の一つとして、会社勤めをしている先輩や、大学の研究室に足を運んでいたメーカーのかたがたに、現在の仕事内容について話しを伺えたことです。やはり生の声はとても参考になります。
ウィルコムは社員一人一人の業務範囲が広く濃密なので、いろいろな経験ができ、自分の成長につながります。またこれから次世代PHSの開発、商用化に向けての活動が活発になってくると思いますので、ぜひ一緒にPHSをどんどん盛り上げていきましょう。
就職活動の期間、残りの学生生活はあっという間に過ぎてしまうので、時間を有効活用して悔いの残らないように頑張って下さい。
|